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開発者がより生産的で効率的になるための新しい開発ツールです。
Claris FileMaker 19.6 は最新の Apple のオペレーティングシステム、macOS Ventura、iOS 16、および iPadOS 16 のサポートを含め、パフォーマンス、セキュリティ、および信頼性において大幅な改善を継続して提供いたします。さらに、重要なビジネス運営における困難な課題の解決にも役立つ信頼できる新しいツールをご提供します。
自動化による制御の向上
自動化によって制御とデータの整合性の向上を実現できます。
- トランザクショントランザクションのサポートによりデータの整合性を高めます。スクリプトを使用してレコードをバッチで変更し、操作中にエラーが発生した場合はそれらの変更を自動的にロールバックします。レコードのグループへの変更が同時に発生することが重要な場合、この機能は会計、請求書の発行、その他の財務カスタム App に最適です。トランザクションを使用してレコードのセットを作成、編集、削除できます。レコードのグループへの変更が同時に発生することが重要な場合、この機能は会計、請求書の発行、その他の財務カスタム App に最適です。トランザクションを使用してレコードのセットを作成、編集、削除できます。
時短管理ツール
開発者がカスタム App を簡単に管理できるようにする時短ツールをご提供します。
- [クローンのみ] バックアップオプション最初のデータバックアップやファイルの検証をせずに Claris FileMaker Server 上で共有されたカスタム App のクローンを素早く作成できます。このオプションにより、開発者がクローンのみを必要としていて大容量のファイルがバックアップされるのを待ちたくない場合、時間を節約できます。
- 管理者の役割管理者の役割を追加することでデータベースをより細かく制御できます。この機能により、選択したアクセス権のサブセットを含め、個別のユーザ名とパスワードを使用して利用可能なデータベースのサブセットを管理できます。
- 追加のデータベースまたはオブジェクトフォルダのサポートホスティングのベストプラクティスのために、Claris FileMaker Server Admin Console および FileMaker Admin API で 2 番目の追加のデータベースフォルダ、2 番目のオブジェクトデータフォルダ、および 2 番目のオブジェクトデータフォルダ内のファイルをバックアップする機能の設定ができるようになりました。
強力なセキュリティと認証機能
カスタム App を安全かつプライベートに保つために、より細やかなセキュリティと認証機能を備えられるようになりました。
- Apple でサインインのサポートAmazon、Google、Microsoft Azure Active Directory に加えて、Apple でサインインが OAuth ID プロバイダとしてサポートされるようになりました。アカウントは 2 ファクタ認証で自動的に保護されます。
- PKI (公開鍵暗号基盤) 認証FileMaker Admin API は PKI 認証で検証できます。これにより、管理者はユーザ名とパスワードのペアの代わりに生成された Web トークンを使用できます。さらに、他のアプリケーションは Claris FileMaker Server へのフルアクセス管理者資格情報なしで FileMaker Admin API を活用できます。
- IP アドレスによる Admin Console の制限ブルートフォース攻撃の可能性を減らすため、Claris FileMaker Server Admin Console および FileMaker Admin API には IP アドレスによって Admin Console へのアクセスを制限するオプションが含まれるようになりました。
- 不正アクセスから保護FileMaker Server 上のファイルを閲覧するのに認証情報が必要になる [データベースのフィルタ] がデフォルトで有効になりました。FileMaker Data API でもこの強化機能を利用できます。
その他の機能と OS の更新
- Claris FileMaker 19.6.1 は最新の Apple オペレーティングシステム、macOS Ventura、iOS 16、iPadOS 16 をサポートしています。
- Claris FileMaker WebDirect は Ubuntu Linux 上で実行される場合、最大 600 の同時ユーザ接続をサポートするようになりました。
- Claris FileMaker WebDirect の CSS キャッシングの改善により、レイアウトの自動サイズ変更など Web 公開のパフォーマンス向上を実現しました。
- OpenSSL 3.0.7 をサポートします。
- FileMaker 19.6.1 プラットフォームでは 100 以上のバグが修正されています。
FileMaker 19.6 のすべての新機能の詳細については
最近の FileMaker 19 の追加機能をご紹介します:
アドオンをドラッグ & ドロップで簡単に
かつてない速さで、強力なカスタム App を作成できます。アドオンは、カスタム App に簡単に機能を追加するためのまったく新しい方法です。
「レイアウトにドラッグするだけでアドオンを機能させることができるので本当に驚きました。FileMaker 7 以来となる創造性の爆発が起きるでしょう。」
Geist Interactive 社 Todd Geist 氏
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プラットフォームを拡張しましょう
すぐに使用できる JavaScript ライブラリや、自作のカスタムコードを使用して、最新の強力なカスタム App を作成できます。
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JavaScript と FileMaker スクリプト
Web ビューアの JavaScript と FileMaker スクリプトは互いに呼び出せます。お互いにスクリプトを呼び出して、情報を渡すことができます。
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JavaScript をカスタム App に直接組み込み
地図、アニメーショングラフィック、データを視覚化したグラフなどを組み込むことができます。
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OData
Linux に加えて、Windows および macOS でも。、一般的な REST ベースの統合のスタンダードである OData を使用して FileMaker データを他の App やサービスと簡単に統合できます。
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テキスト認識表示と QR コードのサポート
データキャプチャ機能を拡張できます。画像から QR コードデータやテキストを読み取り FileMaker ファイルに追加できます (最新の Apple のオペレーティングシステムで利用可能)。
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「FileMaker 19 で JavaScript が標準サポートになったので、カスタム実装がこれまで以上に簡単になりました。また、新しいアドオンのおかげで、何百時間ものプログラミングを要するような JavaScript を、ドラッグ & ドロップするだけでカスタム App に追加できるようになりました。コードの民主化、大歓迎です!FileMaker 19 の JavaScript サポートは大きな革新です。」
iSolutions 社 Cris Ippolite 氏
さらなるパフォーマンスと安定性を。
パフォーマンスと安定性の進歩によって、IT 要件を満たす最新のインフラストラクチャがもたらされます。
Ubuntu 20.04 のサポート。
Claris FileMaker Server の Ubuntu 20.04 LTS サポートにより、エンタープライズグレードの Linux 利用が可能です。最新のサードパーティ製ライブラリのサポートやセキュリティ機能を備え、パフォーマンスが向上しています。
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名前を付けて XML として保存
Claris FileMaker Server 上の FileMaker ファイルの XML 表現を超高速で生成します。より優れた自動化機能、バージョン追跡によるよりきめ細かな監査制御、およびサードパーティ製の開発者ツールとのより容易な統合を実現します。
「Claris FileMaker Server 上の「名前を付けて XML として保存」は開発者の生産性を大きく向上させます。当社は 73 MB の XML ファイルを生成する控えめなサイズのソリューションを考えました。ローカルに保存すると、約 9 分かかります。ただし、サーバー上で実行すれば、たったの 3.6 分です。時間にこんなに大差があるなんて!」
Beezwax Datatools 社 Vince Menanno 氏
「Mac と iOS ユーザにとって、特に現場で iPhone を使用してデータをキャプチャする場合、テキスト認識表示機能は素晴らしいものです。テキストをソリューションに取り込むことはこんなに簡単ではなかったのです。」
DataManix 社 Claus Lavendt 氏
モバイル AI で、よりスマートなカスタム App を。
よりスマートなカスタム App のための AI や機械学習の機能は、データの可能性を最大限に引き出し、ユーザエクスペリエンスを豊かにします。
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Core ML のサポート
デバイス上で機械学習モデルを実行して、画像認識やオブジェクト検出などを行えます。
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Siri ショートカットのサポート
音声を使用して、FileMaker Go および FileMaker Pro 内でレコードの自動検索、日時指定したレポートの作成、添付ファイルを電子メール送信、データの更新、オブジェクトフィールドに保存されているファイルの変更などさまざまなことが行なえます。
NFC タグの読み取り
タグ付けされた商品の情報を速やかに取得する、データベース内の特定のアイテムにアクセスする、売店でチェックインするなどの操作が可能です。